慢性炎症を減らすなら口腔ケアも大切|40代から始めたい歯周病予防と正しい歯磨き習慣
「健康のために運動しています」
「食事にも気をつけています」
「睡眠時間もできるだけ確保しています」
40代以降になると、健康や若々しさのために生活習慣を見直す方も増えてきます。
でも、意外と忘れられやすいのが**「歯と口の健康」**です。
前回の記事では、加齢やストレス、睡眠不足などと慢性的な炎症との関係についてお話ししました。
そして今回、もう一つぜひ意識してほしいのが口腔ケアです。
なぜなら、歯周病は口の中で慢性的な炎症が続く病気であり、全身の炎症やさまざまな健康問題との関連も報告されているからです。
「歯磨きなんて毎日しているから大丈夫」
と思っている方も、40代以降は一度、口腔ケアを見直してみてください。
歯周病は「口の中だけの問題」ではない?
歯周病というと、
「歯が抜ける原因」
というイメージが強いかもしれません。
もちろん、歯周病が進行すると歯を支える組織に影響し、歯を失うリスクにもつながります。
しかし、それだけではありません。
歯周病は、歯と歯茎の境目などに細菌を含むプラークが蓄積し、歯茎などに炎症が起こる病気です。
そして、歯周病と全身の健康との関係についても研究が進められています。
つまり、
「口の中の健康は、口だけの問題ではない」
ということです。
口は食べ物や飲み物だけでなく、さまざまなものが体の中に入っていく入口。
だからこそ、40代以降の健康管理では、食事・運動・睡眠だけでなく、歯と口のケアも大切にしてほしいんです。
まずは毎日の歯磨きから
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
特別なことをする前に、まずは基本の歯磨きです。
特に意識してほしいのが、
「寝る前の歯磨き」
です。
1日の最後だからこそ、歯と歯茎を丁寧に清掃してから眠る習慣をつくりましょう。
歯ブラシを歯と歯茎の境目に当て、力を入れすぎず、細かく動かして磨いていきます。
ここで大切なのが、
「強くゴシゴシ磨けばキレイになる」わけではない
ということ。
力を入れすぎると、歯茎を傷つけたり、歯の表面をすり減らしたりすることがあります。
優しく、丁寧に。
これを意識してください。
歯ブラシだけではなく「フロス」も
そして、ぜひ取り入れてほしいのがデンタルフロスです。
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に取り除くことが難しい場合があります。
そこで、
歯ブラシ+フロス
を基本の口腔ケアとして考えてみましょう。
「毎日やることが増えるのか……」
と思った方もいるかもしれません。
でも、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは1日1回、寝る前にフロスを使うところから始めてみる。
それだけでも習慣化の第一歩になります。
マウスウォッシュだけではダメ?
「歯磨きする時間がないから、マウスウォッシュでグジュグジュすればいいんじゃない?」
と思う方もいるかもしれません。
マウスウォッシュは口腔ケアの補助として使えるものがありますが、液体ですすぐだけで、歯に付着したプラークを十分に取り除けるわけではありません。
基本は、
ブラッシングでプラークを物理的に取り除くこと。
そして必要に応じて、フロスなどの清掃用具を使うこと。
マウスウォッシュは、それらを置き換えるものではなく、必要に応じて補助的に使うものと考えましょう。
朝起きたら、まず歯磨き
朝起きて最初にすること。
「水を飲む」
「白湯を飲む」
「朝散歩する」
いろいろありますよね。
僕がおすすめしたいのは、
まず歯磨き。
もちろん、起床後に水を飲んだり朝食を摂ったりすることも大切です。
ただ、睡眠中は唾液の分泌が減るため、口の中が乾燥しやすくなります。
そこで、朝起きたら口の中をブラッシングして、口腔内を清潔にする習慣をつくってみてください。
そのあとに、
水を飲む。
朝散歩する。
朝食を食べる。
そんな流れでもいいでしょう。
歯医者さんでの定期的なチェックも大切
そして、自分でのケアだけで完璧にするのは難しいものです。
毎日しっかり歯磨きをしていても、プラークが残ったり、歯石がついたりすることがあります。
だからこそ、
歯科医院で定期的にチェックしてもらうこと
も大切です。
歯周病は、初期には自覚症状が乏しいこともあります。
「痛くないから大丈夫」
ではなく、定期的に歯や歯茎の状態を確認してもらいましょう。
ちなみに僕自身は、2ヶ月に一度くらいのペースで歯のメンテナンスに行っています。
……なんか今日の僕、完全に歯医者さんみたいになっていますね(笑)。
トレーナーです。
元不健康芸人の。
ただ、芸人時代から歯のメンテナンスだけは欠かしていませんでした。
昔、
「芸能人は歯が命」
というCMがありましたよね。
東幹久さん。
僕はそれを露骨に信じていました(笑)。
40代以降こそ「自分の健康に時間を使う」
ここまで読んで、
「睡眠時間を確保しろって言ったよね?」
「さらに歯磨きとフロスって、やること増やすんじゃないよ!」
と思った方。
はい。
申し訳ありません(笑)。
言い返す言葉が見当たりません(笑)。
でも、本当に大切なのは、毎日100点の健康習慣を全部こなすことではありません。
できることから少しずつ習慣にしていけばいいんです。
そして、僕が今回どうしても伝えたいのが、
「自分のための時間をつくる」
ということです。
40代以降になると、
- 仕事
- 家事
- 子育て
- 家族のこと
- 親のこと
- 人間関係
など、自分以外の誰かのために時間を使うことが増えてきます。
だからこそ、
自分の健康のために使う時間も、ちゃんと確保してほしい。
歯を磨く時間もそう。
睡眠時間もそう。
運動する時間もそう。
好きなことをする時間もそう。
一見すると、
「またやることが増えた……」
と感じるかもしれません。
でも、
60歳、70歳になっても健康で元気に、好きなことを楽しむための時間
だと思ったら、少し見え方が変わりませんか?
健康習慣は「未来の自分」へのプレゼント
仕事や家事に追われていると、毎日は本当にあっという間に過ぎていきます。
だからこそ、
自分の健康のために、時間と頭を使う。
これも40代以降には大切な考え方だと思います。
今の自分にとっては、
「歯磨きに5分」
「フロスに数分」
「運動に30分」
「睡眠に7〜8時間」
という時間かもしれません。
でも、それは単なる「今の時間」ではありません。
未来の自分が健康に過ごすために使っている時間でもあります。
もちろん、毎日完璧にできなくても大丈夫。
100点を3日間やるより、70点を3ヶ月。
少しずつ、自分の生活に取り入れていきましょう。
まとめ|口腔ケアも「若々しく健康に生きる」ための習慣
今回は、慢性的な炎症と口腔ケアについてお話ししました。
歯周病は、口の中で炎症が起こる病気であり、全身の炎症やさまざまな健康問題との関連も報告されています。
だからこそ、40代以降の健康管理では、
食事・運動・睡眠だけでなく、歯と口のケアも大切です。
まずは、
- 毎日の歯磨き
- 特に寝る前の丁寧なブラッシング
- フロスなどによる歯間清掃
- 必要に応じた補助的なマウスウォッシュ
- 歯科医院での定期的なチェック
など、自分のできることから始めてみましょう。
そして、もう一つ忘れないでほしいのが、
あなたの人生の主役は、あなた自身だということ。
仕事も家事も家族も大切。
でも、自分の健康を後回しにし続ける必要はありません。
歯を磨く時間も、
眠る時間も、
運動する時間も、
好きなことをする時間も、
全部、未来の自分を大切にするための時間です。
今日も、自分の体をちゃんと可愛がってあげてください。