糖尿病は認知症のリスクにも関係する?40代から知っておきたい糖尿病の合併症と予防

「糖尿病って、血糖値が高くなる病気でしょ?」

もちろん、それも間違いではありません。

でも、糖尿病で本当に注意したいのは、血糖値が高い状態が長く続くことで起こる合併症です。

さらに近年は、糖尿病と認知機能の低下や認知症との関連についても研究が進んでいます。

「自分はまだ糖尿病じゃないから関係ない」

そう思っている40代以降の方にこそ、ぜひ知っておいてほしいテーマです。

今回は、糖尿病の代表的な合併症から、認知症との関係、そして40代からできる血糖コントロールについて分かりやすく解説します。


糖尿病は「血糖値が高いだけ」の病気ではない

糖尿病と診断されると、

「薬を飲んで血糖値が下がったから大丈夫」

と思ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、薬によって血糖値がコントロールされていることと、糖尿病そのものが治ったことは別です。

2型糖尿病では、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」や、インスリンを分泌する力の低下などが関係しています。

そのため、血糖値を管理するだけではなく、

  • 食生活を整える
  • 運動習慣をつくる
  • 筋肉を維持・増加させる
  • 体重や体脂肪を適正に保つ
  • 睡眠をしっかり取る

といった生活習慣も重要になります。

糖尿病で怖いのは、高血糖の状態が長期間続くことによって、全身にさまざまな影響が及ぶ可能性があることです。


糖尿病の代表的な3大合併症

糖尿病には、よく知られている「3大合併症」があります。

① 腎臓|糖尿病性腎症

高血糖が長期間続くと、腎臓の細い血管などにダメージが生じ、腎機能が低下することがあります。

重症化すると、腎臓の働きを補うために人工透析が必要になる場合もあります。

腎臓は「悪くなってから気づく」のではなく、定期的な検査で状態を確認することが大切です。


② 目|糖尿病網膜症

糖尿病では、目にも影響が出ることがあります。

代表的なのが糖尿病網膜症です。

網膜の血管に障害が起こり、進行すると視力に影響を及ぼす可能性があります。

重症化すれば、失明につながることもあります。


③ 神経・足|糖尿病性神経障害など

糖尿病では神経や血流にも影響が出ることがあります。

神経障害によって足の感覚が鈍くなったり、血流障害などが重なったりすると、傷に気づきにくくなり、治りにくくなる場合があります。

重症化すると感染症などにつながり、非常に深刻な状態になることもあります。


糖尿病は認知症のリスクにも関係する?

そして、今回ぜひ知っておいてほしいのが、

糖尿病と認知症・認知機能低下との関係です。

糖尿病の人では、認知症のリスクが高くなることが、さまざまな研究で報告されています。

ただし、

「糖尿病になったら認知症になる」

という意味ではありません。

糖尿病と認知症の関係については、まだ完全に解明されていない部分もあります。

一方で、

  • 長期間の高血糖
  • 血管へのダメージ
  • 動脈硬化
  • 慢性的な炎症
  • インスリン抵抗性

などが、脳の健康にも関係していると考えられています。

つまり糖尿病は、

「血糖値だけの問題」ではなく、血管や神経など全身の健康に関わる病気

と考えることが大切です。


だからこそ40代から血糖コントロール

「糖尿病になってから対策すればいい」

ではなく、

糖尿病になっていない今から、血糖値を意識する。

これが大切です。

特に40代以降は、年齢とともに筋肉量が低下しやすくなり、運動量も減っていきがちです。

そこで意識したいのが、**「食べた糖をちゃんと使える体を作ること」**です。


血糖コントロールに筋肉が重要な理由

筋肉は、血液中のブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用する重要な組織です。

そのため、

筋肉を維持すること

日常的に体を動かすこと

は、血糖コントロールを考える上でも重要です。

「運動しなきゃ」と思って、いきなり激しいトレーニングをする必要はありません。

例えば、

  • ウォーキングをする
  • 食後に少し歩く
  • 階段を使う
  • スクワットをする
  • 筋トレを始める
  • 日常生活で座りっぱなしの時間を減らす

こうしたことから始めてもいいでしょう。


糖質を悪者にする必要はない

血糖値の話をすると、

「じゃあ糖質を食べなければいいんですね」

と思う方もいるかもしれません。

でも、糖質は私たちにとって大切なエネルギー源です。

重要なのは、

糖質を完全に抜くことではありません。

必要以上に食べすぎないこと。

そして、食物繊維やタンパク質なども含めて、食事全体のバランスを整えること。

さらに、食べたら体を動かして糖をエネルギーとして使うこと。

こうした習慣を積み重ねていくことが大切です。


「今は何ともないから大丈夫」が一番危ない?

糖尿病は、初期には自覚症状がほとんどない場合があります。

だからこそ、

「今は元気だから大丈夫」

ではなく、

「今、何ともないうちに対策しておく」

という考え方を持ってほしいと思います。

特に、

  • 運動不足
  • 筋肉量の低下
  • 食べすぎ
  • 甘いものをよく食べる
  • 甘い飲み物をよく飲む
  • 体脂肪が増えてきた
  • 健康診断で血糖値を指摘された

という方は、一度生活習慣を見直してみましょう。

もちろん、これらだけで糖尿病の有無を判断することはできません。

健康診断では血糖値やHbA1cなどを確認し、気になる数値や医師からの指摘がある場合は、医療機関に相談することも大切です。


僕が血糖コントロールを伝える理由

僕自身、以前は血糖コントロールなんて全く考えていない生活をしていました。

夜中にラーメン。

シュークリーム。

朝はご飯特盛。

またラーメン。

また甘いもの。

そんな生活をしていた元不健康芸人です。

今は血糖コントロールアドバイザーとして、血糖値についてお話ししていますが、僕がこれを学んだのは、単純に「痩せるため」だけではありません。

40代以降の方が、

自分の足で歩く。
好きな場所へ旅行する。
家族と楽しく過ごす。
好きなものを食べる。
できるだけ長く自分らしく生活する。

そんな未来を守るためにも、血糖コントロールは大切だと考えています。


まとめ|糖尿病は「今から考える」ことが大切

糖尿病は、単純に「血糖値が高くなる病気」ではありません。

長期間の高血糖は、腎臓・目・神経などに影響を及ぼすことがあり、さらに認知機能の低下や認知症との関連も研究されています。

だからこそ、

「糖尿病になってから考える」のではなく、「糖尿病にならないために今から考える」

という視点を持ってみてください。

40代から意識したいのは、

食べる。
動く。
筋肉を守る。
しっかり休む。

この基本です。

ダイエットも同じです。

ただ体重を落とすのではなく、10年後、20年後も元気に動ける体を作る。

そのための一つの重要なキーワードが、血糖コントロールなのです。

「若々しくいたい」なら、体重だけではなく血糖値にも目を向けてみませんか?

※糖尿病や認知症との関連には個人差があり、生活習慣だけで発症を完全に防げるわけではありません。健康診断などで異常を指摘された場合は、自己判断せず医療機関に相談しましょう。

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